サッカーボール

欧州と日本 開催時期の違い

サッカーは世界の多くの国々で国内プロリーグが開催されていますが、開幕の時期は地域によって異なります。

欧州では7月から翌年6月までを一区切りとし、ほとんどの国では8月かもしくは9月に開幕を迎えます。欧州の中にあってロシアは3月に開幕していましたが、2012年以降は8月に開幕を迎え、厳冬期の12月から2月までを中休みとする変則的な日程に変更されました。

秋に開幕するリーグは秋春制と呼ばれる一方、日本のサッカーのように1月から年末までで区切り、春先に開幕を迎えるリーグは春秋制と呼ばれています。南米では春秋制と秋春制が入り混じり、例えばブラジルは日本と同じ春秋制ですが、アルゼンチンは秋春制となっています。

それぞれにメリットとデメリットがあり、日本の場合は春秋制にすることで気候にマッチした開催日程を立てることが出来る反面、欧州のシーズンと日程が合わないため、移籍の際にはシーズン終盤だったにも関わらず、移籍先ではシーズン序盤だったりと、コンディション調整に悪影響を及ぼすことが少なくありません。

このため、Jリーグの秋春制への移行が議論されることもありますが、北海道から沖縄までクラブチームが存在し、しかも地域によって気候が大きく異なるため、未だハッキリとした結論には至っていません。