サッカーボールスケッチ

日本サッカー ワールドカップ挑戦記

サッカー界最大の権威と栄誉を持つFIFAワールドカップは4年に1度行われ、各大陸予選を勝ち抜いた各国の代表チームが世界一の座をかけて戦う国際大会です。世界中に200近くある代表チームの中から限られた32チームがサッカーの枠を超えて国の威信をかけて戦う姿はサッカー界を飛び越えて世界中の関心を集め、期間中には至るところでパブリックビューイングが開催されるなど、多くの人たちが熱狂しています。

そんなワールドカップではやはりハイレベルな欧州のチームが優勢で、過去の優勝チームの半数以上を占めます。欧州以外のチームではウルグアイ、アルゼンチン、ブラジルなどの南米チームが優勝を飾っており、国としての優勝回数トップはブラジルです。欧州と南米の激突が見どころの一つでしょう。

日本は長くアジアの壁に跳ね返されてきましたが、1993年のJリーグ創設を境に潮目が変わり、着実な育成と環境面の整備が奏功し、1998年フランス大会で初出場を果たすと、2002年日韓共催ではベスト16、2010年南アフリカ大会では他国開催で初めてベスト16の成績を残すなど、5大会連続でワールドカップ出場を果たすだけでなく、確かな結果を積み重ねています。欧州や南米の強豪チームを撃破して世界を驚かせる日もそう遠くないと思わせる躍進ぶりです。