サッカーボール

欧州サッカー アジアカップの意外な関係

日本人サッカー選手が欧州各国のリーグでプレイすることは珍しくなくなっていますが、日本代表の選手が欧州のリーグでプレイしつつ代表戦でもパフォーマンスを発揮することは困難が伴います。シーズン中に日本に帰国すると移動だけで疲労が蓄積してしまうほか、季節が異なるため体調管理も難しいのです。

さらに、4年に1度開催されるアジアカップへの出場については欧州のクラブが難色を示しています。なぜなら、アジアカップは1月に開催されることになっていて、欧州のリーグ戦が開催されているまっただ中だからです。代表に招集された選手はリーグ戦を欠場しなければならなくなるため、所属クラブにとっては大事な選手をリーグ戦で欠くことになりリーグ順位に大きな影響があるのです。

もともと、アジアカップはシーズン終了後の6月もしくは7月に開催されていました。しかし、それではヨーロッパ選手権と時期が重なってしまうことで注目度が低くなるため、開催時期を1月に変更したという経緯があるのです。

サッカー選手である限り、母国の代表としてプレーすることは最大の栄誉です。しかし、リーグ戦を欠場しなければならないというジレンマを抱えてしまう状況になっているのです。